移動中に描く
一人旅、または同じ趣味仲間の「スケッチ旅行」でもない限り、旅先でゆっくり絵を描く時間はなかなか確保できません。何かの待ち時間や移動中に、周囲のモノや人々を描いてみてはいかがでしょうか。
trolley bus
スケッチブックにサインペン・クレオラクレヨン
1998年頃ロシア極東ハバロフスク市のトロリーバスで
この頃は「人物+そのへんに描いてある文字」を描くというのが好きでよくやっていました。旅行中も同じ方法で描いています。1枚のスケッチに時間差でいろいろな視点・場所の絵が入っています。1枚全部をその場で仕上げようと考えないという作戦も、ときには有効ではないでしょうか。
スケッチブックを常に手に持ち、サインペンとクレオラクレヨンの紙箱(このときは48色セット)をコートのポケットに入れて歩きました。上の絵は、空港と市内を結ぶトロリーバスの車内でクレヨンを出してぐりぐり塗りました。
電車やバスを待つ間や、乗り物の車内で短時間で描くのも「旅のスケッチ」のひとつのあり方ではないかと。


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ヨーロッパ旅行には0号のスケッチブックのほかに同じメーカーの3号Fのものも持っていきました。ホルベインのしっかりした作りのスケッチブックです。これは町歩きの時になにか描こうかなということで持ち歩きました。
モスクワからの列車で着いたドイツのケルンで一泊しました。ホテルの窓から見えた大聖堂です。なんとなく塔のてっぺんを描いていたら止まらなくなり、30分くらいで描きました。乗り物の中や街で描くのと違い、ホテルの部屋では落ち着いて描くことができます。長い時間ではありませんが、ノンビリしたひとときだったのを覚えています。曇天の夕方でした。
路面電車が走る坂道に観光客向けのオープンカフェがあったのでビールを注文しました。昼間からビールを飲んで良い気持ちになりスケッチブックを開きます。サインペンの線は酒気帯びでヨレヨレですが良い気持ちなので描いている自分では気になりません。
これは冬のハバロフスクで描いた(描きかけ)絵です。大通りに面した公園にあった建物というか小屋です。交通警察の詰め所のようなところ。形が面白かったので描いてみました。気温はマイナス30℃近くまで下がっていたかもしれません。しかし直液式サインペンはなんとか持ちこたえておりました。
警官が
それを見せろと言うのでスケッチブックを見せると、彼は自分を描いてくれというではありませんか。勤務中じゃないのか、と突っ込みたくなる場面ですが、相手は銃を持っています。こういう状況には慣れておりませんし、ここは描くしかありません。別のページに彼を描くことにしました。
